彼にとってみらいは守るべき対象ではなかった。 みらい維持の使命感に燃える住人がそんな彼の心を知ったなら、 激しい口調でこう言っただろう、 「そんなことではみらいは閉鎖してしまうぞ」 彼はそんな批難に対してこのようにレスをつける男だった。 「それがどうした」