ゴッドねえちゃんは親の入浴中など数回に渡り、 視聴することが出来たのだが、この作品の低俗、 悪趣味もここまで極めれば芸術といった徹底した 俗悪ぶりは強く印象に残っている。現役のプロレスラー、 ザデストロイヤーがタレントに四の字固めをかける というのは日常茶飯事で、あのねのねの清水などは 背中に氷塊を背負わされたうえに、鉄ゲタはいて、 兎飛びをやらされるという素晴らしさ! 作品のプロデューサーと思しきスタッフが タクシー運転手の格好で現れるや、 出演者に極悪非道人と面罵され、 安手のタクシーのセットもろともデストロイヤーに破壊される といった悪夢のような映像が脳裏に焼き付いている(笑)。 スラップスティック世界の形成という意味では、 この作品を超える作品は現在まで生まれていない。 ビデオなど現存するのであれば、ぜひ再見したい逸品。 これに比べると昨今のバラエティー番組は根性が足りない。