> 2002/05/02 (木) 03:45:39 ◆ ▼ ◇ [mirai]> > 先にも言ったように、円を円として認識するには記憶の介在が必要になってくる。
> > そして、円を円として認識する最低限の記憶、記憶と呼ぶにはあまりにも原初的な記憶が
> > 君の言うハードレベルの処理であるといってもいいかもしれない。
> > 脳とはその原初は、そして現在も行動に差し向けられたものの手段の一に過ぎないと見るのが正しいだろう。
> > 本来的には反射を行い、末梢神経を統括する脊髄が、より多くの知覚を得、即ち記憶して
> > 捕食や自己の行動に適するために多くのイマージュを構築しようと複雑化したものではないのか?
> > つまり脳からは精神を生み出す力はないのじゃないかな?
> > だとすると、宇宙に属する実在的なものである脳が、いかにして自己を中心とする精神を築くことが出来るのか?
> > 一体脳のどこをとればそのような能力が発生するのか?
> > この疑問はむしろ脳に全ての原因を負わせているのが間違いなんじゃないだろうか?
> >蝿は産まれたときから飛び方を知っているし人間は産まれたときから呼吸が出来る
> はあまり説明になってなかった
> バイオスに当たるところは脳幹やらそのあたりにあって遺伝子あたりに
> 書き込まれてあるだろうといったことが言いたかった
> というのはまぁ置いといて、
> 精神と呼ばれる物の始まりは感情のようなものだったんだと思う
> 暑いとか寒いとか危険とか安全とか、脳の興奮状態の違いから始まって
> どんどん複雑になっていって人間において複雑な精神になったんじゃないだろうか
> 人間以外の動物、というか俺以外の生き物に精神があるかどうか分からないけどね
> 精神は脳が捕食や自己の行動に適するために多くのイマージュを構築しようと活動するときに
> おまけ的に現れるものだと考えてるよ
> どこに現れるのかと言われると脳の中に現れるのであってやや意味不明ではあるけどな
> んで貴殿は精神がどこに存在するあるいはどこから生まれると考えてるのかい?
> それを明らかにしないでいや脳にはない、脳以外のどこか分からない所だと
> 言われても説得力に欠けるよ
> ところであめふらしには「記憶」があるらしいけどヒドラには記憶はあるのかなぁ
所在を明らかにしなければ説得力がないというのは果たしてそうかね?
むしろ重要なのは脳の中には“ありえない”ということを示したことじゃないか?
つまり、脳の所在をという前にまずは脳には“ありえない”とした論を反証することが
先決じゃなかろうか?
それは何度も言うように、宇宙の法則に従って成立した脳がいかにして宇宙の法則に従わない
意識、精神を作り出すのか、それは非合理じゃないか、ということだ。
さらに言えば、物理法則に従って存在するがゆえに予想可能であり、固定的であるのに対し、
意識は決して同じ状態であることはなく、時間によって変化し、その変化も多様た。
なぜこのような差が生じるのだろうか?
それは、あくまで脳は外界と結合する意識を生み出すために、記憶に代表される私の中の
存在と連絡を取り合っているだけであると考えられるのではないだろうか?
その証明の例として「再認障害」と「失語症」が上げられるのだが長くなるので省略。
参考:2002/05/02(木)03時13分19秒