この刀ってやつもあたまから信用はできねぇ。 俺の仲間でなぁ、腕に掛けちゃあ右に出る者がねぇってほどの男がいたんだ。 ところがその野郎、 刀ってのはいつでもてめぇの言う通りになるように思っていた。 だが・・・肝心なときに目釘が飛んで死んじまったよ。 そのときのまるで信じられねぇっていうような奴の眼を 今でも忘れられねぇんだよ。 それから俺も刀ぁ信用しねぇんだ。