> 2002/05/14 (火) 16:59:04 ◆ ▼ ◇ [mirai]> むかし、一人の女の子がいて
> 母親に7年も会っていませんでした
> 女の子は鉄の服を着せられて
> たえず こう言い聞かされていました
> 服が擦り切れたら 母さんにきっと会いにいけるよ
> 女の子は必死に服を壁に擦りつけて破こうとしました
> とうとう服が破け
> ミルクとパンそしてチーズとバターを少しもらって
> 母親のもとに帰ることになった女の子は
> 森の中でオオカミに出会い
> 何を持っているのかと聞かれました
> ミルクとパンそしてチーズとバターを少しって答えると
> オオカミは分けてくれないかと言い
> 母さんのおみやげが減るからと女の子は断りました
> オオカミはピンの道とハリの道のうち どちらから行くのかと聞き
> 女の子はピンの道を行くと答えると
> 自分はハリの道をいそぎ 女の子の母親を食べてしまいました。
> やがて 女の子が家につきました
> 母さん 開けて
> 戸を押してごらんカギは掛かっていないよ
> オオカミは答えました
> それでも戸が開かないので
> 女の子は穴をくぐって家の中に入りました
> 母さん おなかがペコペコよ
> 戸棚に肉があるからおあがり
> それは母親の肉でした
> 棚の上に大きなネコが来て言いました
> お前が食べているのは母さんの肉だよ
> 母さん 棚の上にネコがいて私が母さんの肉を食べていると言ってるわ
> うそに決まってるさ
> そんなネコには木靴を投げてやればいい
> 肉を食べた女の子はのどが渇いてきました
> 母さん わたしのどが渇いたわ
> なべの中のブドウ酒をお飲み
> すると小鳥が飛んできて煙突に止まって言いました
> お前が飲んでいるのは母さんの血だよ 母さんの血を飲んでるんだよ
> 母さん 小鳥が煙突に止まって私が母さんの血を飲んでる そう言ってるわ
> そんな鳥には頭巾を投げてやればいい
> 肉を食べ ブドウ酒を飲み終えた女の子は母親に言いました
> 母さん なんだかとっても眠くなったわ
> こっちへ来て少しおやすみ
> 女の子が着物を脱いで寝台に近づくと
> 母さんは頭巾を顔の方まで被って奇妙な格好で寝ていました
> 母さん なんて大きな耳をしてるの
> 母さん なんて大きな目をしてるの
> 母さん なんて大きな爪をしてるの
> 母さん なんて大きな歯をしてるの
> そしてオオカミは赤ずきんを食べた。
人狼か
参考:2002/05/14(火)16時56分28秒