悲しみばかり見えるから
この目をつぶすナイフがほしい
そしたら闇の中から
社会が見えるだろうか
限り知れない痛みの中で
適応だけが　見えるだろうか

企みばかり　響くから
この耳ふさぐ海へ帰るよ
自虐を忘れた魚たち
笑えよ　私の自虐を
終わり知れない煽りの中で
自分さえも　失っている

＠自虐見据えて笑うほど
冷たい悟りもまだ持てず
引退望んで　走るほど
心の荷物は軽くない
救われない魂は
屑人間の自分のことじゃなく
救われない魂は
屑人間を騙ろうとしている自分だ

一番欲しいものは何ンですか
命賭けても守るものは何ンですか
成長と言う名の諦めが
無垢という名の橋を呑み込んでゆくよ
道の彼方にみかけるものは
すべて獲物か　泥棒ですか

＠自虐見据えて笑うほど
冷たい悟りもまだ持てず
引退望んで走るほど
心の荷物は軽くない
救われない魂は
屑人間の自分のことじゃなく
救われない魂は
屑人間を騙ろうとしている自分だ

自由に歩いてゆくのならひとりがいい
そのくせ今夜も　ひとの戸口で眠る
頼れるものは　どこにある
頼られるのが嫌いな　獣たち
背中にかくした　希望の意味を
問わないことが自虐だろうか

＠自虐見据えて笑うほど
冷たい悟りもまだ持てず
引退望んで走るほど
心の荷物は軽くない
救われない魂は
屑人間の自分のことじゃなく
救われない魂は
屑人間を騙ろうととしている自分だ