2002/05/19 (日) 06:12:18        [mirai]
札差の三原屋を出た女おたか(夏純子)は煙草を買いに行く途中,
ぼんやり歩いていたため,水を撒いているお店の女将(中村玉緒)に水を掛けられてしまった.
女将「ちょっとあんた,どこ見て歩いてんのや.わてが悪いんのと違うで.あんたが悪いんやで.」
さておたかは自分と良く似た女(夏純子)が歳取った父親を連れて歩いていくのを,見かけた. 

さて捨三は幼馴染のお弓(夏純子)と再会していた.二人とも大喜びした.
お弓は父親を連れていた女だ.お弓の父親は体を壊し, 50両の借金を作ってしまった.
その為,お弓は年季四年で女郎屋の吉野屋に売られ,江戸に出てきたばかりだった.
それを聞き,捨三はしんみりとしてしまった.今回はここでタイトル表示. 

その夜.三原屋にお艶(夏純子)を頭領とする盗賊一味が押し入った.お艶は先程のおたかだ.
翌日.三原屋の前を蜆売り(沖雅也)が通る直前,同心加瀬(西山辰夫)と岩村(波田久夫)が三原屋にやって来た.
有名な盗賊一味田舎屋お艶の仕業だ.
三原屋は信州から三日ばかり前に来たお弓と顔が良く似ていたと加瀬達に言った.
さて主水は加瀬と岩村に出会った.加瀬と岩村は南町の定町回り.
月番中にお艶を召し捕らないと左遷される,と主水にこぼした.
それを聞き,主水は牢屋見回りの後任ができたとほくそ笑んでいた.
さてせんとりつと千勢が傘を届けに出かけると,
犬を連れた立派な女将(草笛光子)に出くわした.ちなみに「さすらいの唄」のメロオケが流れていた.
せんとりつは加瀬と岩村を見て,
同じ同心でも定町回りと牢屋見回りとでは違うのだろうなあ,と嘆いていた.
さて盗賊一味のボスお艶は替玉を使って逃げる作戦を思いついていた. 

せんとりつは加瀬と岩村が羨ましいと昼間のことを嘆いていた.
主水は月番中に捕まえなければ二人は左遷になると言った.
すると打って変わってせんとりつは「千載一遇の好機」と大喜びするのであった.