2002/05/19 (日) 06:19:08 ◆ ▼ ◇ [mirai]木久原がやいと屋を連れて戻ってきた.白々しく木久原を連れ,
主水は見回りに行った.木久原はお茶の飲み過ぎで厠へ行きたいと行ったが,
主水は物音がする,と強引に木久原を拷問部屋に連れて行き,
まんまと首枷をさせることに成功.主水は牢屋の前へ行くと,
お歌が大声を出した.囚人の一人(お弓)が死んだように動かないというのだ.
そこで主水はお歌に手伝わせ,どうどうとお弓を背負って行った.
そしてお弓とお艶の服を取換え,見事,お弓とお艶を交換する事に成功した.
医者(石坂浩二)の手当てで牢の中のお艶は息を吹き返した.
お弓をやいと屋のところまで連れて来た主水は重労働だとこぼしたが,
やいと屋に言われるまで木久原のことをすっかり忘れていた.
主水は木久原の首枷を外し,さらに厠へ行かせた後(?),
木久原にやいと屋の手伝いをさせた.外では剣之介が待っていた.
お歌は明日,主水が出す手筈になっていた.
翌朝.刑場で.
お艶「何故だ.あたしゃ田舎屋お艶だよ.お前達みたいな木っ端役人に首切られるわけないじゃないか.」
主水「うるせえ.田舎屋お艶だから首切るんじゃねえか.」
お艶「違う.首切られるのはお弓なんだあ.」
主水「お前,何寝言言ってるんだ.楠本さん,お願いします.」
なおもお艶は「死にたくない.」と叫んだ.
主水「三途の川の渡し賃がたったの一両か.楽じゃねえや.」
こうしてお艶は「死にたくない.」とか「あたしゃお艶なんだよ.」と叫び,
首を切られた.
お弓は捨三の洗濯屋で目を覚ました.
驚くお弓に捨三が本物のお艶が捕まったと教えた.
お弓はこれで郷へ帰れると大喜び.郷には許婚が待っている,
捨三さん,色々とお世話してくれてありがとう,元気でね,
と言ってお弓は去った.お弓を見送った後
捨三「そりゃねえぜ.」
捨三は水を浴びるのであった.