2002/05/21 (火) 19:43:35 ◆ ▼ ◇ [mirai]俊輔外しについては、ノーコメント-。サッカーW杯の開幕まであと10日と迫っ
た21日、日本代表のフィリップ・トルシエ監督=写真=は静岡県森町のプレスセ
ンター「JAMPS」で、代表メンバー決定後、初の会見を行った。「俊輔外しの
理由は」「ゴン復活の意図は」-。さまざまな憶測が飛び交う中、トルシエ監督は
報道陣に対して一切の質問を受け付けず、中村俊輔選手の代表漏れについても、最
後まで触れることはなかった。なぜなんだ、トルシエ!?
約300人の報道陣が詰め掛けた中、トルシエ監督が会場に姿を現したのは、記
者会見開始予定から10分遅れの2時10分過ぎ。
しかも、サッカー協会関係者が「トルシエ監督との質疑応答は一切行いません」
とアナウンス。報道陣からドヨメキの声が上がったのはいうまでもない。
トルシエ監督は約束の時間に遅れたことも報道陣の冷え切った視線にも気後れす
ることもなく、淡々と話し始めた。
堅い表情のトルシエ監督は、「(代表メンバーは)私の心の底からわき上がる信
念をもって選出した。その責任についてはすべて私が負う。チームとしては、テク
ニカル、フィジカル、精神的にもバランスよく、人それぞれの性格や持ち味もあ
る」として、「完璧(かんぺき)なチームだ」と“自画自賛”。
「選手には、全面的な信頼を置いている」と言い切った。
俊輔選手の代表漏れには、個人的に一切触れず、選手全般について、「呼ばれて
いない選手にも呼ばれるだけの価値がある選手がおり、選ばれた選手には、(そう
した選手に)敬意を忘れないで、責任を果たしてほしい」と述べるにとどまった。
代表選手たちに対し、「自分のサッカーをプレーしてくれ。自分の価値観を大切
にしながらプレーしてくれ」との願いを口にした。
間もなく結果が出る今大会での成果については、「与えられたミッション(使
命)は難しいが、インポッシブル(不可能)ではない」とし、開催国としては、最
低限の課題ともいえる、決勝トーナメント進出に意欲を見せた。
ミッションインボシブル