クロプシュトック事件 帝国暦486年3月21日に生じた皇帝フリードリヒ4世暗殺未遂事件。クロプシュト ック侯爵家はルドルフ大帝の時代から帝室に仕えてきた重臣であったが,クロプシ ュトック侯ウィルヘルムは先帝の後継者としてフリードリヒ4世の弟を後押しして いたため,フリードリヒ4世の帝位継承後は中央社交界から追放されていた。これ を恨んだウィルヘルムが皇帝の行幸が予定されていたブラウンシュヴァイク公主催 のパーティー会場に爆弾入りのケースを残して立ち去った。しかし,爆弾は爆発し たものの,皇帝は会場に向かう途中で引き返していたため,ウィルヘルムの計画は 成就せずに終った。