2002/05/24 (金) 11:52:11        [mirai]
奪ったばかりのベルトに、橋本が冷めた視線を投げかける。
DDTでヘルナンデスを下し、
初獲得したタイトルには、まったく興味を示さなかった。
そこへ小笠原が突然、リングイン。一騎打ちを直訴された橋本は、おもむろにマイクをつかんだ。

 「おい、本当にやる気があんのか。オレとやったら、おまえの格闘人生は終わりだぞ。
よし、やったろうじゃねえか!」。破壊王が、ついに小笠原との異種格闘技戦を了承。
決戦の舞台は7・7両国国技館が決定的。
昭和58年の極真第16回全日本選手権準優勝の猛者と、雌雄を決するときがやってきたのだ。

 因縁の発端は、ZERO-ONE1・6後楽園ホール。
橋本がネイサン・ジョーンズを下して花道を引き揚げる際、
観客として観戦していた小笠原から「何だ、あのキックは。ハエが止まるじゃねえか」と侮辱された。
橋本戦を目指す元極真空手城西吉祥寺支部支部長は、
ZERO-ONEで実績を重ね、念願の橋本戦にこぎつけた。