2002/05/24 (金) 13:31:31 ◆ ▼ ◇ [mirai]02 / 5 / 24 - ビンスのジョーク-
ビンスは時々、随分とラフなジョークを仕掛けてくることがある。しかし、オレは緊
張してしまう。他のどんな人のジョークであろうとも、必ずジョークで返すくらいの
余裕は常にあるのだが、ことビンスとなるとそうはいかない。もう、しどろもどろの
カチンコチンになってしまう。だが、そんなオレの反応を目の当たりにしても、ビン
スはオレのことを「ヘンなヤツだ」などとは思っていないはずだ。おそらくほとんど
の人がオレと同じ状態になってしまうだろうからだ。
先日、ポーリーと二人で、会場の通路で立ち話しをしていた。すると向こうから、怒
り心頭の顔をしたビンスがツカツカと歩み寄ってくるではないか。オレはてっきり、
俺達の横を通り過ぎていくものとばかり思っていたのだが、いきなりオレの正面に立
ち塞がって
「TAJIRI!このトラブルメーカーめ!貴様はクビだ!!」と叫んだのだ!
オレは一瞬で全身の血の気がひいた。身体中の毛穴が開いて、そこからやたらとサラ
サラした血液がサー-と流れ出ていくような感じがした。この感覚は大学二年の春休
みに、メキシコとグアテマラの国境の山道を夜中に歩いていて、ふいに「黒豹に注
意」という看板が目に飛び込んできた時以来である。
しかし、一瞬こっちの様子をうかがうようなビンスの表情を見逃さなかったオレは、
それがジョークであるとなんとか判別。すぐさまポーリーに「またECWを復活させ
てください!」と懇願する。はたしてビンスは「合格だ!」とばかりに「ガハハハ
ハ!!」と笑いながら立ち去っていった。ポーリーが横にいたからなんとか余裕を保
てたものの、一人だったらショック死してしまったかもしれない。
ビンスは冗談ひとつで人を恐怖のどん底に叩き込むこともできる、モノ凄いお方なの
だ。