今日、世界の現状を静かに眺めるとき、 各国は、先進国と発展途上国とを問わず、 さまぎまな問題をかかえ、 その対応に苦慮しているように思われます。 国によりその程度に差はあるものの、 どの国も政治や経済の低迷、人心の不安、治安の悪化、 さらには飢餓、貧困、国際間の摩擦、紛争といった難問に直面して悩んでいます。 そしてどの国も、それぞれに生じてきている問題の本質がまだ十分につかめず、 したがってその解決の糸口、困難克服への道を見出し得ていない、 というのが実情ではないでしょうか。 もし現状のままに推移するならば、世界は、そして人類は、 やがて遠からず存亡の危機ともいうべき極度の混乱、混迷にも陥りかねない。 そんな思いを抱くのは、決して私一人ではないと思います。