>  2002/07/03 (水) 14:52:34        [mirai]
> 琴線に触れるテンプレもっとキボリ

「り、理名・・・おまえ、これは一体・・・」 
妹は、俺のその言葉を聞いて、かすかに笑みをうかべ、言った。 
「ごめんね、お兄ちゃん」 
「ど、どういうことなんだよ!」 
「こういうこと」 
妹は、手足の自由のきかない俺を無理矢理立ちあがらせると、 
いきなり俺の頬を、平手打ちした。 
「痛いっ!な、なにすんだよ!」 
「ふふふ・・・虚勢はっちゃって!童貞のクセに」 
「そんな・・・」 
俺はあまりのことに頭が真っ白になった。 
図星だった。俺は童貞だ。20歳を超えて予備校生の俺。 
一方、2つ年下の妹はもうすでに大学生で、非処女。 
「くそ!」 
俺は悔しくて、床でもがきながら、なんとか起き上がろうとした。 
そのとき、目の前の椅子にすわり長い脚を組む、 
妹のミニスカートの奥が、見えそうになった。 
「こら!」 
妹が大きな声を出した。 
「のぞいたでしょ、お兄ちゃん」 
「の、のぞいてないよ!」 
「うそ。のぞいてたじゃん、ヘンタイ。これだから童貞は」 
「童貞、童貞、ってお前、妹のクセに!」 
妹は、また笑みを浮かべると、俺の目の前に顔を近づけた。 
「ふーん。童貞、っていわれて悔しい?でも、しょうがないよね、 
まだ受験生だもんね。大学生のお姉さんに歯向かう方が身のほど知らずじゃん」 
妹は、俺を抱き起こした。俺の顔に妹の胸がかぶさり、とってもいい匂いがした・・・。 
「だってさ、あたしたち、大学生と受験生だよ。 
背の高さだって同じだし、なんかお兄ちゃん、弟みたい!」 
「お、おまえ!俺をそこまで馬鹿にして!」 
「別に馬鹿になんかしてないよ。でもお兄ちゃん、キスもしたことないんでしょ?」 
「・・・・・」 
「キスはね、こうするの」 
妹は、俺の唇に自分の唇を重ねた。 
(り、理名・・・) 
初めて味わう感覚に、俺は頭がおかしくなりそうだった。 
さらさらの髪からこぼれるシャンプーの香り。 
ミニスカートから伸びるむっちりとした太股、可愛い顔。 
「もっとぎゅって抱きしめていいよ、お兄ちゃん」 
「理名・・・」 
妹とはいえ、まるでステキなお姉さんにリードされているような錯覚を、 
俺は感じていた。 
「もう。苦しいよ、困った童貞クン」 
「ご、ゴメン・・・」 
「たっぷり可愛がってあげる。お兄ちゃんはあたしの奴隷よ、いい?」 
「う、うん」 
「うん、じゃないでしょ!」 
「は、はい・・・」 
「そ。さあ、こっち来て」 
俺は、抱えられるようにして、妹の部屋に連れ込まれ・・・。 

参考:2002/07/03(水)14時48分01秒