2002/07/08 (月) 10:56:22 ◆ ▼ ◇ [mirai]731 名前: 仁川住民 投稿日: 01/10/26 06:48 ID:GxgJ15L0
震度7。
発生当時は寝てた。鉄筋マンションの3F(最上階)。
地響きでぼんやり目覚める。一瞬後、どかん!突き上げられる衝撃。
窓際に置いたベッド上で、トランポリンを失敗した時のように跳ねまくり。
後ろではどかん!ばりん!がっしゃーん!めきめき!と、異様な音が
幾重にも聞こえる。本棚から大量の本が、ガラスを突き破って降ってくる。
三段ボックスが飛ぶ。扉が割れて出れない。揺れが収まり、1Fの知人一家が
叫ぶ声が聞こえる。「みんな生きてる?!」「○○荘がなくなったよ!」
窓から指差された方を見ると、在る筈の建物が無くなっていた。
ガラスまみれの‥何十にも重なった荷物の層から着れる物を引っ張り出し着る。
1時間後にやっと外へたどり着く。男は近隣の住民と共に、倒壊した家屋から
そこにいるはずの住人を救出する。女は手当て、老人や子供連れを避難所へ誘導。
電気、水道、ガス、電話、全て不通。感情が乖離したような状態でひたすら動く。
人の声以外は無音。サイレンの音すらしない。ラジオが「3人死亡‥」とかほざいてる。
冗談じゃない。目の前だけでも数人死んでるんだ。何人住んでると思ってるんだ。
軽く切れた。と同時に、うぁぁっ!と自分の中で何かが動いた感じがした。
できる範囲のことをやり、自宅に戻り、リビングへ入り込む。と
ベランダから見える、うちの真裏のテニスコートが、中央でパックリと
地割れを起こし、コートのラインが向こうとこちらで1mぐらい、ずれていた。
断層の延長線上の人工物は全て壊滅状態。家屋も鉄筋マンションも関係なし。
これを見た時に初めて現実感が湧いた。震えが来て、止まらなくなった‥‥。