2002/07/08 (月) 10:56:57 ◆ ▼ ◇ [mirai]795 名前: 投稿日: 01/10/26 12:56 ID:M6x8G62C
大阪の会社の寮にいた。大正区だ。
地震の数分前に物凄く嫌な予感がして目がさめた。
最初は「仕事に遅刻したか?」と思ったが、時計を見ると5時35分を
少し過ぎたあたり。・・じゃああの胸騒ぎは何だろうと思いつつテレビを
つけて、少々早いが着替えを始めたところで突然ゴー・・・という地鳴り。
次の瞬間テレビの画面が真っ暗になった。しかし音声は途切れていない。
女性アナウンサーの悲鳴。「皆さん、落ち着いて下さい!」という声。
ほぼ同時に下から突き上げられるような衝撃が来た。
直下型だ。これ、やばいぞ。関東で生まれ育った俺は何度か直下型の
地震(震度5程度)を経験しているが、今までで一番揺れが激しい。
しかしとにかく会社に行かねばならない。幸いバスは運行していた。
796 名前: 投稿日: 01/10/26 13:04 ID:M6x8G62C
>>795の続き
信号は完全に停止。無理も無い。ある区画から完全に停電していたのだ。
途中、半壊した家屋があった。・・・大阪で家屋倒壊が無かったなんて
大嘘だ。ブロック塀が15mほどに渡って倒れているところもあった。
会社も停電。環状線も動いていない。電話も通じない。仕事どころでは
なかった。
・・・そして数日後、友人に食料と水を届ける為に神戸まで自転車で
走った。街が街の形をしていなかった。遠近感の狂ったような光景。
そして互いの生存を確認した俺たちは、他の奴から見れば情けないかも
しれないが、泣いた。