2002/07/08 (月) 13:36:11 ◆ ▼ ◇ [mirai]音羽屋に飛び込んできた老舗鳥善の娘お幾。
「おっ母さんを殺してくれ」と頼まれて、
梅安以下顔を見合わせるが、少女の表情は真剣そのものだ。
聞けば後添えに入った義母が男とつるんで
主人(木田三千雄)を殺し家を乗っ取ろうとしているという。
岬の千蔵(秋野太作)が探りを入れるが、
その義母お美乃(加賀まりこ)は美人で評判も良い。
千蔵をお幾の婿養子にと言いだして、千蔵もすっかり籠絡されてしまう。
梅安は引っかかる物を感じて、自ら女将の周辺を洗い始めた。
実は先代の女将は赤大黒の元締の依頼で梅安が始末していたのだった。
もしかすると、罪科のねえ人間を俺は殺したのかもしれねえと苦しむ梅安。
果たしてお美乃は狡猾な悪女であった。
前の女将の殺しはお美乃の差し金だったのだ。
怒った梅安は赤大黒を襲うが音羽屋に制止され、
仕掛人の掟通りに詫びを入れることになった。屈辱にゆがむ梅安。
哄笑する赤大黒。この場面、カメラが真下からあおって凄い迫力だ。
正体がばれたことを悟ったお美乃は梅安、千蔵に毒牙を向ける。
板前の新八(ウルトラマンダイナで総監に出世の天田俊明)は
すっかりお美乃との変態行為の虜になっていた。
ふたりは主人を殺して、娘も手に掛けようと画策している。
音羽屋はお幾の依頼を受けることにした。
お美乃に会った梅安は、
自分の母親に瓜二つのその顔に、生き別れた妹ではないかと直感する。
梅安の母親は夫が死ぬとすぐに、間男と手を取り合って、
幼い梅安を残して出奔したのだった。
妹はそのとき、母親に付いていって、別れたきりになっていた。
「俺にもおんなじ淫靡な血が流れてるんだ。
だから女は可愛いが信じちゃあいねえのさ。」
確証が掴めないまま、梅安がお美乃を仕掛る晩が来た。
乳の上にある黒子、それが生き別れた妹の印だった。
その乳の上の黒子を見ながら、躊躇なく梅安はお美乃を手に掛ける。
元締音羽屋の言った言葉が脳裏にこだまする。
「人殺しはなんと言っても罪深えもんだ。
そいつを稼業にしてるからは、いつかは因果が巡って地獄に落ちるだろうな。」
新八はお美乃殺しの疑いで奉行所に召し取られた。
戻ってきた梅安は元締めに一言「やっぱり妹でした」と告げる。
さすがの音羽屋も一瞬色を失うが、
仕掛人の宿命を悟った梅安は静かに茶をすするだけであった・・・。