バルセロナで開かれているエイズ国際会議で、アフリカ諸国の 平均寿命が20歳台にまで落ち込むという衝撃的な見通しが発表されました。 これはアメリカ政府が発表したもので、被害が深刻なボツワナでは、 8年後に平均寿命は26歳にまで落ち込むと予測しています。 ボツワナでは大人のほぼ4割がエイズウィルスに感染しており、 現在、平均寿命が33歳となっていますが、 2010年に26歳と7ヶ月にまで落ち込むと予測されました。 モザンビークは27歳と1ヶ月に落ち込むほか、南アフリカ、 ザンビアなど南部アフリカ9カ国で平均寿命が30歳代になると言うことです。 また、エイズで親を失ったエイズ孤児は、アフリカだけで 現在の1100万人から2000万人に増えると発表されました。 国際エイズ会議には、世界各国から専門家や患者など17000人が 参加していますが、国連は「エイズは人類史上、最悪の病気だ」と 宣言し、先進諸国にもっと多くの対策資金を拠出するよう呼びかけました。 自然淘汰だと思えば問題なし