2002/07/26 (金) 11:13:50        [mirai]
 ●赤い千尋、その後。

 友人から情報をもらった。どうやら、色温度の問題だったらしい。デジタル
マスターの色温度が9300Kで、一般的な家庭用受像機(ふつうのテレビね)の
色温度が5600~6300K。デジタルマスターの高い色温度を調整せずにDVD化し、
それを低い色温度の家庭用受像機で再生すると、画面が赤っぽくなる。そうい
うことなんだそうな。

 しかし、なぜジブリは一般家庭の環境では対応できない高画質モードの色温
度でDVDをつくってしまったのだろう。ヨドバシカメラのプラズマディスプレ
イでも赤かったんだぜ。シアタークラスの環境で鑑賞しろとでも言いたかった
のかな(わたしのパソコンモニターは色温度設定ができる。このパソコンの
DVDドライブに千尋の板を入れて再生ソフトで見たら、劇場と同じ色で表示さ
れる可能性は高い)。ジブリは儲かっているから、庶民の感覚が通じなくなっ
ているのかもしれないね。きっと、すべてのスタッフが、そういう高画質対応
受像機を持っているんだ。そう考えれば、この姿勢がすごく自然に思えてく
る。正直言って、かなり、うらやましいぞ。