2002/07/27 (土) 20:06:49 ◆ ▼ ◇ [mirai]深夜番組★たんけん隊
■熱血電波倶楽部
(テレビ東京=水曜深夜 2.35‐3.05)
典型的な「萌え」アニメ
最近、いわゆる「おたく」な人たちの間でよく使われる「萌え」という言葉がある。
アニメなどの特定のキャラクターや設定に対し、愛情を抱いて心が奪われる状態を指す。
この番組では、まさに典型的な「萌え」アニメ二本を放送する。
「陸上防衛隊まおちゃん」は、防衛隊所属の小学二年生の女の子三人が愛機を操り、
宇宙から侵略してくる巨大ぬいぐるみから日本を防衛する。原作は「ラブひな」の漫画家・赤松健。
「朝霧の巫女」=イラスト=は宇河弘樹の漫画が原作で、審神者(さにわ)の子孫の
天津忠尋(あまつただひろ)を狙う妖怪に、いとこで巫女の稗田柚子(ひえだゆず)ら三姉妹や
高校の巫女委員会が立ち向かう。
少女と兵器とぬいぐるみ、そして巫女と伝奇とラブコメ。
「まおちゃん萌え~」「柚子萌え~」と叫ぶも良し、あ然としてテレビの電源を切るも良し。
深夜帯とはいえ、このようなアニメが地上波で堂々と放送される国に生まれたことを、
ある意味幸せに思う。
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読売新聞7月27日夕刊