> 2002/07/28 (日) 12:43:49 ◆ ▼ ◇ [mirai]> > 中学の時の同級生田中だ、下の名前は..理恵だったかな?
> > 「どうも、それにしても田中さんよく漏れだってわかったね」
> > 彼女と会うのは卒業以来だから、7年ぶり位だろう。
> > 「空白君全然変ってないんだもん、すぐわかるよ」
> > 「そうかなぁ。ところで田中さんは今何してるの」
> > 「私?就職活動の帰りなの。ほら、来年卒業でしょ、でも結構大変なのよねぇ。
> > 空白君は?」
> > 「ああ、漏れは就職決った。NASAに」
> > (続く)
> 結局その後は漏れの就職決定の経緯を話しながら電車を
> 降りたのだった。かっこつけたいじゃないか、
> 昔好きだった女の前では。辞退しようと思っていたのだが
> 彼女に話してしまった以上NASAに勤務しないと嘘つきに
> なってしまう。仕方ないので漏れは4月からNASA職員だ。
> 世間一般から見てこれはサクセスストーリーなのだろうが
> 漏れの心は晴れなかった。そして、4月になった。
> (続く)
「あーあ、黒田洋介が脚本で庵野が監督で製作がジブリの
魔女っ子アニメが始まるのになぁ。漏れは見られないんだな」
ヒューストンに向う機内で漏れはそんなことを思っていた。
先輩職員は優しく迎えてくれた、アニオタもいる。漏れが日本人だと
わかるや否やラームチャーンと声を掛けてくれた。配属されたのは
2019年に地球に衝突するかもしれないという小惑星の軌道計算及び対策を
行う部署だ。給料はいい、これなら毎月めぞん一刻のDVDBOXを買っても
具無しカレーを食べなくても大丈夫だ。
(続く)
参考:2002/07/28(日)12時36分42秒