舞台は私立大島学園。創立は何と明治時代、由緒正しい学舎です。 広大な敷地に行き届いた各種施設・・・。 その広い敷地の端っこ、普段は学生も立ち寄らないところにある、古びたプレハブ。 そこが、土木研究会の部室です。 僕は、父親の仕事の都合でここに転校してきました。 その転校初日。 遅刻気味に家を出た僕は、朝食のパンを咥えたまま通学路を走っていました。 そして、曲がり角を曲がる時に、何かすごく堅いモノにぶつかって昏倒してしまいます。 「・・・・・・うう。」 夢の中・・・。 僕は、なんだかぬるぬるしたものに絡みつかれていました。 それは気持ちいい夢。若さゆえ、夢精したこともあります。その感覚で目覚めると、そこには・・・・・・。 「お、気がついたか。」 気絶した主人公を介抱してくれた人・・・あの堅いモノの正体・・・。 それが、土木研究会部長・高原美奈子さんでした・・・・・・。