2002/08/24 (土) 21:57:58 ◆ ▼ ◇ [mirai] いやぁ、もう9月だっつーのに、なんだよ、この暑さはよ!
暑い。
ちょお暑いぜ!
「暑いね浩之」
隣を歩いていた雅史が、まるで俺の心を読んだかのように言う。
読んだのかもしれない。
「読むなよ」
「なにが?」
一方その頃!
浩之の幼馴染、神岸あかりは・・・
パカラッ、パカラッ、パカラッ!!!!
ひひぃ~んっ!!!
「ひ、浩之ちゃ~ん!!」
振り落とされまいと、必死にしがみついていた!!
暴れ馬に!
「暑いよなぁ・・・ホントに今9月かよぉ!?」
「まぁ、9月も始まったばかりだしね」
かぁー、だりぃな・・・
「しゃーねー」
何がしょうがないのか知らんが。
「ヤック行こうぜ、雅史」
「いいね」
ってーか、おまえ、汗かけよ。
一方その頃!
浩之の幼馴染、神岸あかりは・・・
「いたぞ、こっちだっ!」
「威嚇射撃などいらん! 問答無用で射殺しろ!」
「絶対生きてかえすなぁっ!!!」
「ひ、浩之ちゃ~ん!!」
見つかるまいと、必死に隠れていた!! 追われていたのだ!
マシンガンを持った兵士たちに!
「うわ、込んでるな~」
ちっ、みんな考えることは一緒か・・・
「みんな考えることは一緒だね」
「読むなよ」
「なにが?」
一方その頃!
浩之の幼馴染、神岸あかりは・・・
「我々は、地球人代表にキミを選んだのだ」
「さぁ、答えたまえ」
「上岸あかり、キミは、我々にメフィラス同盟に、人類を含む地球の全資産を、
無条件で譲渡するかね?」
「さぁ、答えるのだ! 神岸あかり!!」
「ひ、浩之ちゃ~ん!!!」
「あぁ~あ、暑いなぁ」
「暑いね」
「暑いが、平和だよな」
「平和だよね」
一方その頃ぉっっっっ!!