投稿者:_ 2002/08/25 (日) 02:33:54        [mirai]
旗上は樹海を抜けF6にある家に身を潜めていた。銃器を持って 
いるしブロック塀もあって多少安全だと判断したからだ。幸い付近 
には誰も居ない。 

うううう・・・・眠っちまってたか、呑気なもんだぜ俺も。 

野球部旗上も疲労には勝てず30分ほどうつらうつらしていた。 

滝口はどうしてるんだろ、あいつだってこんな状況じゃ俺を信用 
しないかもな、俺も正直自信ない。だって助かるのは一人、たっ 
た一人なんだ。くそ、何のために頑張ってきたんだ、もう甲子園 
どころじゃないぜ。俺は、俺は・・・このままこんなくされゲーム 
で死ぬのか・・・ううううう・・・・。 

やはりゴツイイメージのある旗上も中学生だ、涙があふれニキビだ 
らけの頬を伝い畳に落ちた。 

 ふとここに来る前に見た清水や野田の姿が彼の頭に浮かんできた。 

女子も同じ条件なんだよな、女子にはこんな銃も使えないだろうし 
全く赤子状態だよな、お気の毒、ヘン! 

旗上は奥手で女子と接するのが苦手だった、もちろん興味は 
津々だが。モテモテの三村をいつも羨ましく思っており、 
三村がC組の美人委員長と寝たという噂を聞いて所詮、自分 
にはムリな芸当とあきらめ、さらに野球にうち込む結果となっ 
たのだ。それでも旗上に黄色い声援を送るコはいなかった。 
ちくしょう、三村だけが男でもないだろがぁ!! 
・・・・あぁ女子と話がしたかった、デートもしたかった、 
・・キスしたかった・・・あれも・・・したかった