投稿者:_ 2002/08/25 (日) 02:33:54 ◆ ▼ ◇ [mirai]旗上は樹海を抜けF6にある家に身を潜めていた。銃器を持って
いるしブロック塀もあって多少安全だと判断したからだ。幸い付近
には誰も居ない。
うううう・・・・眠っちまってたか、呑気なもんだぜ俺も。
野球部旗上も疲労には勝てず30分ほどうつらうつらしていた。
滝口はどうしてるんだろ、あいつだってこんな状況じゃ俺を信用
しないかもな、俺も正直自信ない。だって助かるのは一人、たっ
た一人なんだ。くそ、何のために頑張ってきたんだ、もう甲子園
どころじゃないぜ。俺は、俺は・・・このままこんなくされゲーム
で死ぬのか・・・ううううう・・・・。
やはりゴツイイメージのある旗上も中学生だ、涙があふれニキビだ
らけの頬を伝い畳に落ちた。
ふとここに来る前に見た清水や野田の姿が彼の頭に浮かんできた。
女子も同じ条件なんだよな、女子にはこんな銃も使えないだろうし
全く赤子状態だよな、お気の毒、ヘン!
旗上は奥手で女子と接するのが苦手だった、もちろん興味は
津々だが。モテモテの三村をいつも羨ましく思っており、
三村がC組の美人委員長と寝たという噂を聞いて所詮、自分
にはムリな芸当とあきらめ、さらに野球にうち込む結果となっ
たのだ。それでも旗上に黄色い声援を送るコはいなかった。
ちくしょう、三村だけが男でもないだろがぁ!!
・・・・あぁ女子と話がしたかった、デートもしたかった、
・・キスしたかった・・・あれも・・・したかった