投稿者:_ 2002/08/25 (日) 02:41:44 ◆ ▼ ◇ [mirai]病院で持つ紙コップのように生暖かく黄色い情欲を
そんなに他人に見せびらかすな。
もう充分だ
もう充分だ
あきあきだ
あきあきだ
おまえが今飲んでいるものは漂流してしまった者が飲む海水だ。
どうでもいい
どうでもいい
知らない
知らない
・・・・・・おまえが海水を飲んだコップが乾いた。
そのコップに付着している塩を見て、俺はただおまえに哀れみを覚える。
おい ちょっとまて!
またそのコップで海水を飲むのか!?
・・・・・・いいや、どうでもいい どうでもいい
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上の詩は、恋愛の詩を作っているお前らは恋人を本当に
好いているのではないと言っているんだよ。
その人を好きな自分に酔っているだけだと言っているんだ。
たとえば高村光太郎の、正気を失ってしまった妻に対しての
変わらぬ思いを綴った「智恵子抄」などは、アガペーには及ばなくとも
限りなくそれに近いものを俺は感じた。また「智恵子抄」には
本物の愛とは何があっても決して変わらぬものだというメッセージ性を
世間に普遍せしめるという点に於いても深い意味を持つ。
おまえらはそれほどの覚悟があって恋愛をしているのか?
恋をしている自分に酔っているだけではないのか?
その恋人が気違いになろうとも、かたわになろうとも
バクチに手を出して莫大な借金をこさえようとも
愛して行けるというのか?
軽い気持ちで渇愛に片足を突っ込んで、好きよ好きよと言っている
自分に酔っているだけだ。あまちょろくて安っぽい。
それが見て取れるから白けてしょうがない、そんなものが並べ
立てられているから、うざったくてしょうがない。
分かったか!?それがお前らの「恋愛」なんだよ!
それが分かったら欺瞞に満ちた詩をを並べるのはやめろ!
ここにお前らの「恋愛」の本性を詩にしてさらせ!
汚らわしいエゴと情欲にまみれた己の心を見つめてそれを詩にしてみやがれ!