>  2002/08/26 (月) 22:32:53        [mirai]
>  8月24日
>  真夜中に目を覚まして起き出しますと、どうにも身体が軽い。
>  まるで空気か何かになった様な気分です。
>  ふと見ると、足元に馬鹿に大きなゴミ虫が、ボロに包まって眠っています。
>  薄気味悪い。こんなものはさっさと処分してしまえ、とも考えたのですが、
>  よくよく見てみるとどうやらそれは私の様です。おかしい。
>  私はここに起きているのに、何故この私は眠っているのでしょうか。
>  そこで、これは夢であり、目を覚ましたのは夢の中の出来事であって、
>  所詮夢の話しなので多少の矛盾点には目を瞑っても良いのではないか、と考えました。
>  それなら、早速夢の世界を堪能してやろうかと、外の方を眺めますと、
>  そこにはやはりいつもの風景が広がっていました。
>  風景と呼ぶのも憚られるような下らないものです。
>  ただ人家がひっそりと並んでいるだけの、すこしも面白味の無いものです。
>  私は落胆し、夢の中ですらいつもの景色しか見出せない自分の創造性の無さに呆れました。
>  しばらくぼんやりと過ごしていましたが、夢の終わりが来る気配は有りません。
>  詰まらない夢の中に何時までも座りこんでいるのは酷く苦痛です。
>  何時までこんなものが続くのかと思い、溜息をひとつ吐いたとき、
>  そろそろと朝日が昇りました。そして、日の光が差して来たのと同じ時に、
>  布団のゴミ虫が目を覚まし、私の意識はそれの中に溶けてゆきました。

(´Д`)<あのうみー とおくまでー

参考:2002/08/26(月)22時32分17秒