[ ロシアの歴史(ちょっと古い) ] 旧ソビエト連邦と現ロシアの指導者たちが、列車に乗っていた。 列車が大平原のど真ん中に来たところで、線路が突然なくなって行き止まりになっ ていた。指導者たちはそれぞれ側近に言った。 レーニンは言った。 「労働者に革命の精神を吹き込み、新しい線路を建設するよう組織せよ!そして 我々の列車を走らせよう!」 スターリンは言った。 「労働者を集めろ!線路代わりにそいつらの死体を並べて、その上を我々の列車が 走るのだ!」 フルシチョフは言った。 「外へ出ろ!今走ってきた線路をはいで、列車の進路に並べて線路を造るのだ!そ して列車を走らせよう!」 ブレジネフは言った。 「客室のカーテンを全部閉めろ!前も後もドアをロックしろ!電車は走っていると アナウンスせよ!」 ゴルバチョフは言った。 「今こそグラスノスチ情報公開のときだ!外に出て腹の底から叫ぼう!『もう レールなんていらないぞ!!』 エリツィンは言った。 「線路をくれ!列車をくれ!乗客はみな自分の国に戻れ!!」