>  2002/10/01 (火) 15:36:43        [mirai]
> > 
> > 「ねえ、ところでご両親は?」
> > 「……っ……え? あ、ああ、お父さんはちょっと病気でね。表には出てこれないの」
> > 「え、そ、そっか。悪いこと聞いちゃったな」
> > 「……ううん、いいの。今は沢山栄養が必要でね……。とにかくいっぱい食べなくちゃだめなんだって」
> > 「そっかぁ。ならもうすぐ元気になるって感じだね」
> > 「うん……もうすぐ……まるまる太った……餌をあげられるもの……」
> そういい終わるか終わらないかというところで後ろから大柄な中年男がゴムハンマーを後頭部に振り下ろした。
> 視界がブラックアウトしていく・・・・・

(なんか…チクチクするな)
両脚の付け根に痛みとも痒みともつかないような刺激を感じながら
空白は目を覚ました。
どうやら薄暗い部屋のベッドで横になっているようだが、なぜこんな
所にいるのか、どうにも記憶がまとまらない。
(誰かの家にでも泊まったんだっけ?)
などと考えながら体を起こそうとした、が、体に力が入らない。
「あぃぇ?ろうなっへんろ?」
ろれつのまわらない舌でつぶやきながら、どうにか苦労して上半身を
起こして周囲を見回してみた。
そしてぼやける眼で自分の"動かない脚"を見つめ、魂が凍りついたような
絶叫を咽の奥から搾り出した。
「俺の脚がNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!ぬぬぬん!!!」

参考:2002/10/01(火)15時24分13秒