> 土砂降りの雨のなか、傘も差さずに濡れている。 > 好き好んでこんな真似をしているわけじゃない。歌のセリフじゃないが、傘が無いのだ。 > とぼとぼと駅からアパートへの帰り道を歩きながら傘を盗んだ奴を呪っていると > 声が聞こえた。振りかえるとそこには黄色い傘をさした一人の少女が立っていた。 > 「あの…雨降ってますよ?」 > 「降ってるな。バケツをひっくり返したような雨が」 > 「雨に濡れるの好きなんですか?」 > 「大っ嫌いだ。特に服が張り付くのが気持ち悪いな」 > 「…傘。使わないんですか?」 > 「あれば使うさ」 > 「はい。どうぞ」 > 少女はにっこりと笑い。自分の黄色い傘に入るよう促した。 > 「悪いな」 傘に入った瞬間銃声が鳴り響いて少女が倒れて でも奇跡的に胸のペンダントで弾き返して跳弾で犯人のマスクが! 「スパイラル!」 「真実は奏でられた!」 参考:2002/10/01(火)18時02分01秒