2002/10/03 (木) 12:54:36 ◆ ▼ ◇ [mirai] 先週金曜日(9月20日)あたりから、エロ本出版関係者の間で松文館が刑
法第一七五条(わいせつ物頒布等)の罪によって警察の摘発を受け、社長、編
集局長、及びに漫画家のビューティ・ヘア氏が任意の事情聴取(ただし即日釈
放)されたとの噂が広まりました。
この噂は筆者(鳥山仁)の複数のラインから確認できたので、これまで漏れ
伝えられてきた情報を、ある程度整理して皆様にお伝えしたいと思います。
まず、今回の事情聴取はあくまでも刑法第一七五条(わいせつ物頒布等)に
よるものであり、児ポ法とは何の関係もありません。ビューティ・ヘア氏は劇
画系に近い肉質的な絵を描くことで人気のある漫画家であり、そのペンネーム
の通り、どちらかといえば陰毛の生えた女性像を得意としています。つまり、
ロリ系の作家ではないですし、ましてや児童を買ったわけでもありません。
むしろ、わいせつ物頒布で事情聴取をされると言うことは、エロ系作家とし
ては「お前の絵はエロいんじゃ」と言われているのと同義であり、ある意味
誇っても構わない出来事であると思います。もちろん、聴取されたご本人、及
びに関係者の皆様にとっては、迷惑も甚だしいことでしょうが。
摘発の対象とされたのは、ビューティ・ヘア氏が松文館から発行した『蜜
室』 (平成一四年五月一五日発行)というタイトルの単行本であると言われて
います。マンガ単行本の摘発、及びに漫画家自身に累が及ぶのは、この業界で
は極めて異例の事態だったので(通常はマンガ雑誌の摘発は行われても、単行
本の摘発は行われない)、瞬く間に関係者の間で情報のやりとりが行われまし
た。
筆者も同タイトルの単行本を通覧しましたが、オマンコの描写にもチンコの
描写にもほとんど修正が施されておらず、かつ肉質感を増すような劇画調の
タッチで書かれていたことも相まって、正直に言って引っ張られても仕方ない
かな、と思える内容でした。