> やばい漏れ格好いいな(;´Д`)

　そんなこんなで困っているうちに。話はトントン拍子にすすんで、オフ会当日。
この日の為に無印良品で服を買って、行き付けの床屋で髪も切った。新しい靴は買えなかったけど、
一番清潔そうなを選んで履いた。まさに万全の体制。なのに何故か震える膝。
指定された時間をちょっと過ぎて待ち合わせの場所に着くとそこにいたのは２人の女の子。
と、僕に気がついたのか１人が顔を向ける。しかし、そこに浮かんだのは怪訝な表情だった。
「ねぇ…あれってもしかして………」「ま。まさかぁ、あんな」
耳だけは良い僕に聞こえてくる２人の会話。
「…や、やぁ」意を決して声をかけると２人ともひきつった笑顔で返事をした。
「こ、こんにちは」「はぁ」
何？何？何だろう何かまずかったのか。この日の為に用意した黒いＴシャツとズボン。
それにかっこいいお気に入りのサングラス。真っ黒で転びそうになりながら頑張ったのに。
それに手の甲の毛を見られないようにつけたライダーグローブ、ちらりと覗く指先がカッコイイ。
今日のオシャレの中で一番のお気に入りだ。爪が少し汚れているけど許容範囲だろう。
それに銀のバックル。見えないオシャレにナイフが隠してある逸品。すごいぞ僕。
あ、もしかしてカッコ良すぎて声もでないのかな。いいのかなこんな幸せ。
ダイエットで５Kgも減らしたかいがあったよ。ゲームやっててよかった。
ここでキメセリフだ。おこずかい多めにもってきてよかった。これなら休憩くらいいけるだろうな。

「ぼ、ぼぼぼぼ僕に。ほ、惚れるなよ？」


参考：2002/10/03(木)15時36分49秒