「なぜ、なにを求めて“それ”をするのか」・・・およそ人間にとって 、物事の方向 性くらい大切なものはありません。何かをする時、「意味づけ、 意義づけ、方向づけ」、これを誤れば全ては無に帰します。いやそれどころか、 その弊害は単にその個人にとど まらず、多くの人を巻き込み、悲劇さえ生む。 たとえば、ある有名な医師の例。 “金持ちになれるから、出世できるから”と言う利己的な理由だけで、 小さい頃から ガリ勉をして医者になり、患者の苦痛には全く耳を貸さずに 危険な新薬を投与する。そしてその結果、多くの人々が死んでも一切の反省も 謝罪もしない。そして本人は、ちょ っとつまずいただけの成功者として天寿を 全うする・・・こういうのを、人間の言葉では通常、“外道”という。一見、 極端な例をひいたと思う人もあるかもしれません。が、 この国で起きた 現実の出来事です。