2002/10/20 (日) 12:03:00 ◆ ▼ ◇ [mirai]「ある日、ロシア人が来てジェット機に乗らないか?と面接で言ったん
だ。」と彼は言った。「パイロットになってしまえば亡命できるので、絶対
に飛行訓練に落第してはならない事を知っていた。」
ロウは、彼が韓国の航空基地を機銃掃射する8人のパイロットに選ば
れた時に、チャンスが到来したと考えたが、そのミッションは中止となっ
てしまった。彼は戦争が終ってから1月後の1953年の飛行展示に参
加した時にもチャンスが到来したと考えたが、この時はチャンスが無か
った。
ついに、9月21日の朝、彼はミグで北朝鮮の基地から離陸した最初の
パイロットとなり、亡命のチャンスを見つけた。彼はソウル近郊の金浦
(Kimpo)空軍基地に着陸した。
彼は沖縄へ連れていかれ、そこで尋問を受け、3人のアメリカ人パイロ
ットが彼の機体をテストした。ロウは尋問官にアメリカに行き、市民とな
りたいと伝えた。
「彼等は私をCIAに引渡した。が、私をどうして良いのかわからなかっ
た。」とロウは言った。「彼等は、是非学校へ行ってくれ」と言い、そこで
私は英語とこの国で生活するための習慣を習った。私はデラウエア大
学(University of Delaware)に行き、デュポン社(DuPont)で仕事を得
た。
ロウは50州全部を旅行した。ノースダコタ大学(University of North
Dakota)で、最近はデイトナビーチにあるエンブリー・リドル航空大学
(Embry-Riddle Aeronautical University)でエンジニアリングを教えた。
1996年、ロウとロジャー・オスターホルム(Roger Osterholm)、エンブ
リー・リドルの同僚教授、は「A Mig-15 to Freedom」というタイトルで彼
の経験を元にした本を著した。