事件の経過 昭和52年4月29日 大洋対阪神 (川崎) 阪神7-6大洋 の9回裏大洋の攻撃 一死一塁走者野口。打者清水の放った左中間の大飛球を 阪神の佐野仙好左翼手が捕球、その直後にフェンスに激突して 痙攣(ケイレン)してしまった(前頭部頭蓋線状骨折)。 池辺中堅手はそれを見てタンカを要請。田中左翼線審はアウトを宣告した後 タイムはかけずに救援を求める仕草。阪神の選手もベンチも皆駆け寄る。 その間に、一塁走者野口がタッチアップして一気にホームイン 同点になった。 (記録は当初は佐野の失策だったが、後日に野手選択に訂正) 阪神側は規則に書かれた「突発事故」にあたるとして タイムをかけるべきと抗議。これが審判団に受け入れられず 34分間の中断後、「提訴を条件」に試合を再開。結局時間切れで7-7の引き分けになった。