半導体や液晶ディスプレイの分野では、サムスンに追いつこうとしても無理だろうと、日立製作所 のある中堅幹部は言う。半導体の今期の設備投資が日本の各メーカーは数百億円なのに対し、サム スンは2500億円とけた違いだからだ。「選択と集中をしなかった日本メーカーは競争についていけ なくなった」と、この幹部は言う。サムスンには、今やソニーでさえ脅威を感じている。「非常に 怖い存在になりつつある」と、ソニーの坂口恵コーポレート広報部統括部長は言う。(中略)