【発見の新種ヘビ、ツチノコか】 今月4日に兵庫県中西部の山中で発見され、6日に国立爬(は)虫類研 究所への輸送途中に死亡したヘビは、同研究所でのその後の調査により新 種であることが確認された。 種の確認は、ヒトに対して本人確認に用いられるDNA制限酵素断片法 によっておこなわれた。国内で爬虫類の新種が確認されたのは38年ぶり で、博物学会では久しぶりの大ニュースとなった。からだの前部3分の1 が異常に膨(ふく)らんでいることから、同研究所ではこのヘビが『ツチ ノコ伝説』の元となった可能性もあるとみている。 同研究所ではこの新種ヘビの俗称は未決定としながらも、「学名は早く 登録するようにしたい。ツチノコとの関連が明らかになれば、学名に『ツ チノコ』を取り入れることも検討したい」としている。