【キーボード、30年ぶりの全面改定へ】 日本工業標準化委員会(山路由雄委員長)は14日、コンピュータ で使用される日本語キーボードのキー配置とキー入力によって得られ る入力文字の組み合わせ(文字コードセット)を全面的に改定する作 業が本年中に完了する見通しであることを明らかにした。 この改定は、欧州標準化機構や全米コンピュータ協会ですでに完了 している欧米のキーボード・デザイン、および文字コードセットの改 定に合わせて進められてきたもの。 WindowsパソコンなどのIBM互換機の日本語キーボードで は、キー表面の印字にかかわらず実際の入力がおこなえない文字があ ったが、これらの印字の廃止がおこなわれるほか、日本語文字コード セットでは『円記号』とコード番号が一致していたため同時表示が不 可能だった欧文の『逆スラッシュ』などが同時に表示されるように、 コード番号の移動もおこなわれている。