2002/12/13 (金) 15:56:14 ◆ ▼ ◇ [mirai]しば亡き後の「(現)あやしいわーるど」
いわゆるminibbsをベースにしたスレッドのないフラットな掲示板
すごいいきおいの書き込みである。「量」ではない。「数」だ。
その内容、ほとんど一行
四方山話がほとんど
「投稿者」を記述する人がいない
これは「掲示板」というよりは「チャット」である。 web chatというものが
存在する。実態は掲示板であり、定期的なリロードという操作が必要なため、
サーバーとネットワークに多大な負荷を与える物だ。「(現)あやしいわーる
ど」の住人は、minibbsを使ってチャットをしているように見受けられるの
だ。
昼の部、夜の部、本店、支店、II、REMIX・・・「あやしいわーるど」を冠す
る掲示板は現在多数存在するのだが、どこを覗いても状況は同じである。
これらの特徴は、しば全盛時代の「あやしいわーるど」でもそうであった。異
なる点は、「しば」というカリスマ的存在をはじめとする、魅力のある固定ハ
ンドルの投稿者の存在があったことだろう。
これにより、どのようなことが起こるのか、考えてみよう。
主である「しば」が存在していた時は、彼の元に「情報」が集まっていたもの
であった。私の印象としては、「あやしいわーるどは時事ネタに強い。あやし
いわーるどを覗けば世間で何が起こっているかの情報が得られる。」といった
利用価値を見いだせた。
グリコ森永事件の時効・女性監禁事件。こういう事件が起きれば、そのネタの
情報発信基地的役割を担っていたと思う。地震の後にテレビを見る。そういう
雑誌的な情報源的意味合いはあったのだ。
しかし、だ。
まず、掲示板になにがしかの「情報」が投稿される。
前述の特徴から、すぐにその「情報」は埋もれてしまう。
「情報」をが追跡・検索することが困難となってしまう。
「情報」を書き込んでも無意味だ、という風潮になる。
価値のある「情報」は書き込まれなくなる。
魅力的なキャラクターをもった固定ハンドルが存在しないことも、「(現)あや
しいわーるど」の混沌に拍車をかけている。全員一律「覆面ゲスト」なのであ
る。混沌から自然に秩序が発生するということもない。対極的な現象としてあ
げられるのが「センターネット」のケースである。
いや、魅力のあるキャラはいたのかもしれない。しかし、無ハンドルの迷走す
るパワーが強すぎた。「しば」の魅力はこれを制御できたが、彼不在では制御
不能に陥った。そして、固定ハンドルキャラの「あやしいわーるど」離れを引
き起こした。事実、全盛期の人たちの書き込みをみかけることは決してない。
悪循環である。それほどまでに、「しば」の存在は大きかったといえる。
さらに、「あやしいわーるど」を冠する掲示板が実に多数存在する。これによ
り、多少なりとも存在するであろう「情報」も分散してしまう。
ちなみに、これらの特徴は「あめぞう」、「IIチャンネル」にも見られる。し
かしそれらは掲示板の形式が、フラット構造ではなく、スレッドが存在する
し、ジャンル毎にもわかれている。したがって追跡・検索が可能であり、そこ
そこ「情報」も得やすくなっている。
(現)あやしいわーるど、何が彼らをそんなに夢中にさせるのか・・・・私には
全くわからない。