2002/12/23 (月) 13:34:09        [mirai]
メッツと基本条件で合意に達していながら、急転、近鉄残留を決めた中村だが、
この影響でニューヨーク中が怒りに震えている。
中村はメッツ入りを拒否した理由として、日本球団に対する交渉が
完結していない段階での合意情報のリークに不信感を覚えたとしているが、
これに対して、メッツのホーウィッツ後方担当副会長は「
あれ(メッツのHPでの合意情報)は公式発表ではないのに…」と戸惑いを隠せず、
ニューヨーク・タイムズ紙も21日付の記事で
「メッツの公式HPは大リーグ機構と契約した記者が独自に書いているものなのに、球団によって発表されたものと中村は勘違いしている」
と中村の誤解を指摘。また、22日付に至っては、米各紙が一斉に中村バッシングを開始。
ニューヨーク・タイムズ紙が
「怖じ気づいたらサードは守れない。メッツ関係者もそれ(メジャーに怖じ気づいた事)が中村が残留を決めた理由と考えている」
としたのを初め、ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙は
「(中村の獲得失敗に)メッツはそれ程、打ちのめされていない。(中村のスイングではメジャーで通用しないと言う見方で)
獲得に難色を示していた関係者もいた」と、中村を獲らないで正解だったと言わんばかりに皮肉ると、
ニューズデー紙も
「(ヤンキース入りの決まった)今夜の松井さんは未知数だが、1つだけ分かっているのは彼は『中村ではない』事だ。
名声や高額年俸を棒に振る可能性があるにも拘わらず、名手・川相の必要性を訴える為に命を懸けて亡命を決意した」
と松井さんを引き合いにして、暗に中村をシメており、メッツの球団関係者に至っては
「日本に対する『裏切り者』のイメージはパールハーバー以来の衝撃だ」とまで言い放つ始末。
61年も前の事だと言うのに、未だにアメリカ国民の心に根強い怨念として
残っている真珠湾攻撃の話を持ち出す辺り、アメリカ側の怒りの大きさが分かると言うものだ。
しかし、当の中村は事の大きさを分かっているのかいないのか、この日は阪神競馬場でのうのうと競馬観戦を堪能していた。

 

双方どうかしてるとおもう