2002/12/24 (火) 19:05:35        [mirai]
ソニックさんの指は、割れ目に沿って、単純に上下を繰り返すだけでした。
 全身を強張らせ、堅く目を瞑り、恐る恐る指を動かしています。
 「ん…んん……んふぅ…」
 顔を火照らせて、僕に聞こえないような小さな喘ぎ声が聞こえてきます。
 僕はしばらく何も言わずに見ていました。
 僕から見ればまだまだ幼稚な指使いのソニックさんに、ちょっと意地悪をしてあげたくなりま
した。
 「ソニックさん、身体の力を抜いてください。それに、そんな撫で方じゃ気持ちよくならない
ですよ」
 僕はソニックさんの傍らにそっと近づいて、恐る恐る動かしている手の上から、自分の手をあ
てがって、少し乱暴に割れ目をいじめてあげました。
 わずかに滑りを帯びていた割れ目は、その幼稚な刺激に答えようと、敏感な花びらを開き始め
ていました。
 その敏感な部分を乱暴にこすられて、ソニックさんは身体を跳ねさせ、声を上げました。
 「あっ、ああぁ…」
 その声に、僕はゾクッとしました。
 でも、刺激が強すぎたのか、ソニックさんの手が止まってしまいました。
 少し息が荒くなっています。
 何かとまどっているみたいでした。
 きっと男なのに女の様な声を上げたことに嫌悪感を覚えているんでしょう。
 「ソニックさん、気持ちよかったんでしょう」
 僕の言葉に、ソニックさんはうつむいたままです。
 「ソニックさん、僕を見てください。そして今の問いに答えてください」
 ソニックさんは少し時間をかけて、息を整えてから僕の方に向かって言いました。
 「気持ちいいもんか。逆に気持ち悪いぞ」
 「じゃぁ、これは何ですか?」
 僕はソニックさんの股間に手を伸ばし、敏感な花弁をグチュグチュと音を立てて、乱暴にかき
回しました。
 「い、いた…」
 か細い声が聞こえてきました。
 でも無視して、割れ目をいじめ続けます。
 「あっ…んっ…」
 すでに快感を受け入れ始めた身体は、すぐに感じ始めたみたいです。
 湧き出る蜜液も粘りけを増して、量も増え、僕の手をグチャグチャにしてしまっています。
 「んっ…あはぁ…ああん」
 ソニックさんは完全に快感に酔いしれている様でした。
 でも、僕はそこで刺激を止め、蜜液で濡れそぼった手をソニックさんの目の前に差し出しまし
た。
 「さぁ、これがこの行為を気持ち悪いと言った、ソニックさんから出た液体ですよ」
 返事はありません。
 うつむいて、目の前の僕の手をただ見つめていただけでした。
 僕はソニックさんの愛液でびしょびしょになった手を、ぺろっとひと舐めして言いました。
 「後は自分でやってくださいね。僕はソニックさんが、自分で自分を慰める恥ずかしい姿を眺
めたいんですから。そして、絶頂を迎えるところをね…」
 そうソニックさんに告げると、ほんの少し離れたところに、腰を下ろしました。
 僕が腰を下ろしたときには、ソニックさんは、すでに続きを始めていました。
 今度は躊躇いもなく、足を広げて、女性器を激しく擦りたてています。
 「ああん…あっ…あっ……あはぁん……」
 喘ぎ声も魅惑的に、そして激しくなっています。
 すでに恥ずかしさは飛んでっちゃったみたいでした。
 グチュグチュと性器をかき回す音が、静かな森に吸い込まれていきます。
 僕はソニックさんの自慰行為を、目を皿の様にして見ていました。
 「あはぁ…いいぃ…んうぅ……」
 ソニックさんの身体が大きく跳ねました。
 敏感な突起探り当てたみたいでした。
 クリトリスを摘み、なで回し、弾いて快感をむさぼっています。
 「あっあっ…んあぁ…」
 ソニックさんは口は半開きのまま、涎を垂れ流し、目は焦点が定まらないで虚空を漂っていま
す。
 その姿は僕が長い間一緒にいた英雄のソニックさんではなく、婬技に溺れた雌のハリネズミで
した。でも紛れもなくソニックさんです。
 いつしか僕の股間は熱くたぎっていました。
 「んふぅ…んん…いいぃ……」
 ソニックさんの喘ぎ声が、いっそう激しくなってきました。
 濡れそぼった花弁を押し広げ、その中心部分の穴に、自分の指を差し入れようとしていまし
た。
 僕は何回やっても怖くてできなかったのに…
 「んん…ううん……」
 中指に少しずつ力が入って、指の先が沈んでいくのが見えました。
 「ああ…んあぁぁ…んぅぅぅ…」
 あえぐ声がいっそう大きくなってきます。
 もう絶頂が近い。
 そう感じた僕は、ソニックさんを止めました。
 「ソニックさん、そこまでです」
 しかし、僕の声はソニックさんの耳には入っていなかったのか、止めるどころか、激しく指を
自分に突き立てて、自慰に陶酔していました。
 このままでは、僕がソニックさんを犯す前に、元に戻られてしまう。
 僕はソニックさんの手をつかみ、強引に自慰を止めさせました。
 その僕をソニックさんは、すがるような切ないような目で見つめていましす。
 絶頂寸前で、行為を止めさせられて、どうにもならない様でした。