> 2002/12/29 (日) 04:33:26 ◆ ▼ ◇ [mirai]> 「これは,檸檬のにおひですか。」
> お客の紳士が話しかけました。
> 「いいえ,夏蜜柑ですよ。」
> 運転手の松井さんがにこにこして答えます。
> その夏みかんは,田舎のお母さんが昨日
> 速達で送ってくれたものだったのです。
> 松井さんは,お母さんのその優しい心づかいが
> とても嬉しくて,中でも一番大きい夏みかんを
> 車に乗せてきたのです。
>
> 「おや,車道のあんなすぐそばに,小さなぼうしが
> 落ちているぞ。風がもう一吹きすれば車が轢いてしまうわい。」
> 心配した松井さんが,ぼうしをつまみ上げると,中からふわっとモンシロチョウが飛び
> 出してきました。
> そのぼうしは,てふてふを捕まえておいたものだったのです。
> ぼうしの裏には,
> 「たけやまようちえん,たけの たけお」
> と,刺繍糸で縫い取りがしてあります。
> 「せっかくの獲物がいなくなっていたら,この子はどんなにがっかりするだろう」
> 優しい松井さんは,てふてふの代わりにあの夏蜜柑に白いぼうしをかぶせると,
> 飛ばないように石でつばを押さえておくのでした。
小学校の時教科書で読んだ(;´Д`)なんだっけ?
参考:2002/12/29(日)04時32分41秒