サップがなんと高山を腕ひしぎ逆十字固めで、秒殺した。ゴング直後にビーストタ ックルを高山は真っ正面から受け、両者の剛碗による殴り合いでスタート。高山は バックステップを取りながら、首相撲の体勢に持ち込み、ヒザ蹴りを打ち込むがサ ップには効果なし。サップは力任せにタックルからテークダウンを奪うと、ガード ポジションへ。高山は必死にガードするが、そのガードを吹き飛ばしながら、サッ プが高山の顔面へパンチを打ち続けた。1分30秒過ぎに、高山は鼻血を出血、顔 面は激しく腫れ、さらに厳しい状況へ追い込まれた。パンチでもひるまない高山を 見て、サップはサイドポジションへ移行する。この時に、サップは素晴らしいボデ ィバランスを見せ、高山の右腕をつかむと一気に、腕ひしぎ逆十字固めへ。これが 完ぺきに決まり、高山の腕が伸びきるとレフェリーが試合を止めた。テレビで解説 をしていた桜庭和志が、VTRを見ながら、サップのあまりにもスムーズな腕ひし ぎへの移行に、驚きの声を上げるほどだった。