2003/01/04 (土) 10:26:58        [mirai]
ギャング・オブ・ニューヨーク

この映画を観ておもしろい!と思えるのは、ネイティブ・アメリカンだけでしょう。
政府のつまらない駆け引きの場面がやたら長く、ビリヤードを一球打つのにも10分近くかかっていました。
アメリカ人が幕末の志士(西郷・坂本・勝・新撰組)の映画を観ておもしろいと思うかどうか、
と同じです。もう一本の線であるラブストーリーも中途半端で、とにかく登場人物がごちゃごちゃしすぎ。
そして、本線の仇討ちですが、どうして命を狙うデカプリオを敵役が目の前で泳がせているのか、
その真意がまったく分かりません。江戸と京都くらい離れていればありえますが、
同じ街でしょっちゅう顔を合わせている。これは不自然です。私なら自分に殺意のある人間は
あっという間に殺しちゃいます。そして問題のラスト。親の仇との決闘シーンも政府軍の大砲が邪魔をして
相手が重症を負ってしまう。なんじゃこら~~~っスッキリ殺ったらんかい!!
と思わず叫びたくなる幕引きでした。歴史に忠実なんでしょうかね?