>モビルスキー 2001/02/17 (土) 17:44:08        [mirai]
> > 本日の画像。海女。
> > あぷろだわーるどで拾いました。人間の顔が文化の
> > 違いの影響でどれだけ変わるかを実証するリアルな素
> > 材というか。手前の海女さんなんか、根本敬が喜びそ
> > うなイイ顔だもんなぁ。
> > http://www.campus.ne.jp/~glabo/diary/2551.jpg
> > あやしいはさらに先を行っているな
> > http://www.campus.ne.jp/~glabo/diary/0009.htm
> グワー(;´Д`)

中森明菜は不要

昔の日本映画では漁村を舞台にした“海女映画”というジャンルがあったんですが、知人の映画ライターに言わせると、何がエエ
のか分からんそうです。ワシは漁村こそ日本のエロチシズムを表現できる、最良のロケーションやと豪語する“海女映画”推進派な
んです。特に素晴らしいのがスーパーグラマーである泉京子主演の『禁断の砂』(1957年/松竹)で、この作品は演技・脚本・演出
とも完璧な、国産グラマー映画の金字搭ですわ。泉がとにかくダラしないバンプなキャラクターで、まさにソフィア・ローレン主演
『島の女』の日本版でしたな。特に豊満な肉体を持てあました泉が、窓を開け放し下着姿で寝そべっている場面は、脳裏に焼き付い
ているあの光景そのままでした。何気なくジーナ・ロロブリジータかなんかをピンナップしてる美術も細かい。それから瞳麗子が演
じる他の部落の海女と喧嘩する場面も、海外のキャットファイト・マニア(荒女の乱闘が好きなマニア)が卒倒する激しさで、最後
の取っ組み合いながら砂丘を転げ落ちる演出が感動ものです。泉がエキゾチックな歌をうたいながら、官能的なダンスを踊る村祭り
の場面も見逃せません。このシリーズは四本作られたようですが、続編は泉のキャラクターが健気になってて、まったくダメでし
た。海女映画は特に新東宝が強くて、前田通子の『海女の戦慄』が最も有名で、他にもたくさん作られたようです。でも、やがて重
要がなくなり姿を消していきましたが、突然、80年代に渡辺良子主演で『くいこみ海女・乱れ貝』(1982年/にっかつ)が作られま
した。“くいこみ”というと反射的に金田正一の「秘球くいこみインタビュー」を連想してしまうんですが、カネやんは置いときま
しょう。当時のポルノ映画界は原悦子の大人気から、美保純や寺島まゆみとかアイドル系に集中してましたが、泉じゅん以外はみん
な嫌いやったんです。孤軍奮闘してたんはピンク映画の三条まゆみくらいでね。そんな80年代氷河期に登場した、正統派グラマーの
渡辺良子には気分が救われましたな。これや思うたね。さっそく梅田の劇場まで足を運び、その肉体美に感動したもんです。特大ポ
スターが付録の『映画の友』も買うたな。

http://www02a.so-net.ne.jp/~sazae/tengoku1999.html

参考:2001/02/17(土)17時42分52秒