ただゲームをやる装置のようになった人間は、元々そういう性質があったということ。 正義を旗印に掲げて他人を自分の主張の元に従わせようとする人間は、元々そういう性質があったということ。 ウソの「レベル」の高低で自分の現状を騙せる人間は、元々そういう性質があったということ。 他人と戦い負けることを恐れて勝負自体をしなくなる人間は、元々そういう性質があったということ。 ゲームが人を変えることはない。ゲームはただその人間の元々の性質を強化するに過ぎない。 キャラクタは紛れもなくプレイヤの分身であり、MMORPG という貧弱な社会シミュ レータの中でそのキャラクタが行うことは、その人間の元々の性質、精神の結晶体 の行動そのものだ。