2003/01/16 (木) 17:17:56        [mirai]
「漱石枕流」

昔、中国のある村に一人の青年がいた。名を仮に李としよう。
李はある日、山に篭ろうと決意した。煩わしい世間が嫌になったからだ。
さっそく荷造りをしていると、李家の隣に住む老人が訪ねて来た。
「李よ、どこへ行くのかね?」
李は答えた。
「煩わしい世間が嫌になったのです。山に入り、漱石枕流の生活をします」
これを聞いて老人は笑った。
「李よ、それを言うなら枕石漱流だろう。
 石で口を漱げば血だらけになるし、川を枕にすれば海に流れてしまう」
間違いに気付いた李は、とっさにこう答えた。
「うるせけよハゲ(゚Д゚)」