1949年、パーカー船長率いる船団が香港から二見港にやってきたが、彼らの 正体は海賊で、船の修理が終わるや、父島を4ヶ月に渡って占拠した。島民は 山に逃げても逃げ切れず、海賊による言語に絶する略奪と暴行が続いたという 。セボレーの妻となっていたルーシィ(20歳)は海賊側につき、セボレーの全財 産を持って海賊と駆け落ちしてしまう。その後、海賊はニュージーランドで逮捕 されるが、ルーシィは年をとったセボレーとの生活に戻ることは拒否したとい う。