> 投稿者:ハッカ飴 2003/01/22 (水) 00:13:56 ◆ ▼ ◇ [mirai]> > 機会があったらプリピュア第12回後半を見ることをおすすめするぜъ( ゚ー^)
> そんな機会なんかない
いつか機会があるだろうから見れ。
そのときは以下の点に留意のこと。
プリピュア第12回のキャラクターズについて。
話の冒頭から暗い風景だったのは、咲耶の心境を映していたんだと思う。
幼い頃の声によるナレーションでは、兄は友達と会うので
自分は1人で教会へ来たとなっているが今の咲耶も同じような状況なんだろう。
そして、それが冒頭の暗い表情の咲耶につながっていると思う。
この後のこととあわせて考えると、今、兄とあっているのは女性?彼女?となる。
ちょっと話が大きくなりすぎているかも知れないが。
ともかく、この話は咲耶が兄とずっと一緒にはいられないということを
思い知らされた後から始まっているんだろう。
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幼い頃の夏の風景や理想と対比して、今の冬の風景、叶わない理想が描かれていたな。
それに、対比しつつも時々、双方が重なり合うところがあった。
例えば、冒頭、今の咲耶に重ねられる幼い頃の心境。
あと、教会での花嫁さんごっこのシーンとか。
これは当時の理想を今でも持ちつづけているということだろう。
でも、咲耶自身、理想は叶わないと感じ始めていた。
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教会で咲耶が泣いたシーン。
咲耶は自分が祝福の言葉をかけてもらう時、隣にいるのは兄ではないと呟いた。
ここは「兄と結婚するのは自分ではない他の誰か」という意味とは少し違う。
咲耶は兄の結婚相手のことではなく、自分はきっと兄ではない誰かを好きになるということ
‥‥‥つまり理想が変わってしまうこと‥‥‥、それに、そうならざるを得ないことを悲しんだんだ。
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結局、この話は咲耶の心の成長、兄離れを描いていたんだ。
咲耶が泣いているシーンでスタッフロールが流れ出すが、
その後で晴れた冬空に木の芽が芽吹いているカットがあっただろ。
新しい春の訪れだ。新しい気持ちの芽生えなんだよ。
冒頭からずっと一貫してきた、咲耶の心境と町の風景のシンクロはここでも同じだ。
今までの理想はぼやけても、悲しいだけじゃない。
泣いていたのは壁を乗り越えるためだったというわけ。
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プリピュア第12回のキャラクターズについてだけどな、
あの新郎新婦のカットで、新郎が兄以外の誰かだと考えると、
兄は参列者の中にいるはずで、そっちを見るようなしぐさは描かれていなかったのが引っかかる。
これを根拠とするわけではないが、新郎新婦が映っている全てのカットで
新郎が同一人物だと考えると、ちょっと面白くないか?
こう考えるといくつかの謎が一度に解ける。
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新婦がブーケを投げる前、新婦は咲耶だな。
隣にいる新郎は兄だ。
そしてブーケが投げられた後、新婦が別の誰かになる。
兄と結婚した誰かだ。
つまり、ブーケを投げる前が理想。
ブーケが投げられた後が現実。この物語の少し前に、別のどこかの教会であった現実だ。
そうなると、『自分が祝福の言葉をかけてもらう時、隣にいるのは兄ではない』という表現になったのもすぐに理解できる。
兄の隣にいる人はもう分かっているのだから。
そして、最後の Thinking of you in this special day. はこの物語のことになる。
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でも相変わらず最後のカットが分からないままだ。
春の訪れを感じさせる木の新芽がな。
参考:2003/01/22(水)00時10分29秒