2003/01/26 (日) 21:11:32 ◆ ▼ ◇ [mirai]親父はうなずくと手を差し出した、
「うーーんなにかあるかな、」
そう言って二人は体中をまさぐった、
結局ろくなものは見つからなかったので日向の腕時計と、今着ている服を下取りに出して適当な服と、マントのような大手の布を買うことができた、
「ネルフは嫌われ物らしいな」
「まあ、無理もないんじゃないのか?もともと好かれちゃいなかったさ・・・・」
「あんなに苦しんだのに・・・」
「ま、そのうち歴史がでも証明してくれるんじゃないのか?、まあ、さし当たってはネルフ職員だったことは伏せて置こうな」
「ああ、しかしホントに結構な数の人は生き残ったんだな、市場なんて活気があったぞ、商売根性たくましいというか・・・」
「しかし、人はともかく、ここまでひどい状態なのか、政府は消滅したのかな・・・」
「世界はどうなったんだろうな、流石にここよりかはまともな状態の国もあるだろう」
「・・・どうなるのかな、日本は」
「さあなあ?俺はさし当たって今日どこで寝るかが気になるな」
「はは、そうだなそれよりなんか食べないとな、恐ろしく物価が高いからどうするかな」
「さし当たっては来る途中のコンビニで拾ったので間に合うんじゃないか」
「その後だよ、」
「どっかに就職でもするか?」
「はは、そうだなぁ・・・」
そう言って二人は市場を横切っていく、途中すれ違う二人組み、活気のある町で人の顔を見て歩くことは無かった、