2003/01/28 (火) 14:24:28        [mirai]
独創性+マーケティング 
客が映画と自分との間にコネクションを見出すようにしなければならない
コネクション→マーケットを考える際のキーワード
ステイクとルーティングインタレスト
危険によってコネクションを得る
コネクションをいかに見いだすか 
普遍的なテーマ
誰もが体験したことのある人生経験をメッセージとする
往々にして非常に単純化されたテーマを取り扱う
負け犬が勝つ→「ロッキー」「ベストキッド」
復讐→「ダーティハリー」
人間性の勝利→「カラーパープル」
成長、アイデンティティ→「スタンド・バイ・ミー」
商業的な側面を流行から探る 
タイムリーかどうか
スリーマイル島事故と「チャイナシンドローム」
もう少しおおきな意味でタイムリーか
X-generation → 「Reality Bites」
芸術家の臭覚がかぎあてるもの
登場人物の個人的な側面 
観客とのコネクションを作り上げる登場人物の個人的側面は
ディスクリプティブ(現実的側面)
登場人物がどんな状況、状態にあるのか、という現実的側面
プレスクリプティブ(理想的側面)
登場人物にどうあってほしいと思っているのか、という理想的側面 
登場人物の個人的な側面 
ディスクリプティブ
「スタンド・バイ・ミー」
子供たちの不安や恐怖心を描き出す
プレスクリプティブ
「ツインズ」
理想的な主人公とダメな主人公
登場人物を描く 
ディスクリプティブもプレスクリプティブもそれぞれ
外見
心理
感情
といった側面から深めていく
登場人物を描く 
ディスクリプティブを持った登場人物を外見から深めるなら「この状況下で実際にどのように見えるのだろう」という意識
初めて恋をした15歳の少年
赤面、オドオドする、ヘアースタイルを気にする
登場人物を描く 
多くの映画ではディスクリプティブな人物とプレスクリプティブな人物を両方取り上げる
「ツインズ」
主人公がディスクリプティブな人物からプレスクリプティブな人物になる物語
「ロッキー」「ベストキッド」
危険を通してコネクションを持つ 
「ところで危険はどこにひそんでるんだ?」
危険
生き残るための行動を促す何らかの出来事
サバイバル
安全、安心
愛、帰属意識
尊敬、自尊
知識欲、理解欲
審美的なものへの欲求
自己実現欲求
危険度をつりあげる 
様々な危険を同時に盛り込む
「刑事ジョン・ブック/目撃者」
一つのステイクの危険度をつりあげる
「スピード」
主人公のゴールへの願望を高める 
テーマを伝える 
ダイアログで語ろうとしてはいけない
ストーリーの設定によって出来事に意味をもたせ、テーマを伝える
お互いに同情的な反応を示す登場人物を設定して、愛に満ちた世界を描く
「世界中がアイラブユー」
テーマを伝えるイメージをしっかりと作る
「タクシードライバー」のマンハッタン風景
映画を商業的にする場合の問題点 
「みてみないことにはなんとも言えない」
商業的ということをきちんと理解していない
何がヒットするかについて誰も確かなことは言えない
映画表現は観客とのコミュニケーションが不可欠なのに、ひとりよがりな作品がでてきてしまう
エグゼクティブは商業的なものになりさえすれば、と考え一番大切な自分の直感を曇らせる
映画を商業的にする場合の問題点 
自分が書いているストーリーやテーマ、キャラクターに魅力やコネクションを感じるならそれは商業的な何かを作り出すスタート地点にたっているということ
エグゼクティブが「主観的な意見だが」といいだすならば、それは正しい意見だと考える
この章のまとめ 
観客とのコネクションを確立するのは難しい
しかし商業的成功のためには不可欠